東京福祉大学、新学部設置認められず！

「東京福祉大学」が、新たに設置を申請していた学部と大学院の研究科について、
文部科学省は、刑事事件を起こした元学長が、現在も大学の運営に関与していて、
「大学の管理運営上問題がある」として、設置を認めない決定を下した。

新しい学部と研究科の設置を認めない決定を受けたのは、
東京福祉大学を経営する学校法人「茶屋四郎次郎記念学園」です。

東京福祉大学では、３年前に当時の学長が強制わいせつの疑いで逮捕され、
学校法人側は文部科学省に対し、元学長を今後大学の経営に関与させないと報告していた。

ところが学校法人は、元学長を大学の事務総長として高額な給与で雇用していた上に、
元学長が在籍する会社に大学の業務を委託し、元学長の個人口座に、
２０００万円近く支払っていたことなどが明らかになっている。

このため文部科学省は、群馬県伊勢崎市に東京福祉大学の経営学部と大学院の経営学研究科を、
新たに設置するという、学校法人「茶屋四郎次郎記念学園」の申請を認めない決定をした。
文部科学省によると「学校法人が元学長の影響力を排除する対策を取らず、経営に関与させていて、
学校法人としての管理運営が適切でない」と話している。
大学の管理運営上の問題で学部などの申請が認められないのは、今回が初めて。

教育現場で「強制わいせつ」という卑劣な行為を行った人間を、
その後も大学の経営に関わらせてきた訳だから、今回の決定は当然の結果だろう。

●強制わいせつ罪とは？

刑法第176条（強制わいせつ）
13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をすること。
6ヶ月以上10年以下の懲役。13歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も同様（性別は問わず）

性犯罪防防止マニュアル

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